あめんぼ座が花舞台公演
関西の女性朗読劇団「あめんぼ座」が10月29日、大阪・天満橋のエル・おおさかで開かれる「2005語り芸花舞台」(雑誌「上方芸能」・大阪労働協会主催)に、宮部みゆきの「送り提灯」で出演する。「消えゆくものの哀切」を共通テーマにとし、「平家物語・祇園精舎の鐘の音、壇ノ浦」の上原まり、雨月物語「浅茅が宿」の花邑てん、太宰治「おさん」の山口佐知子の一人芸とともに、あめんぼ座は「読むコーラス」と評されるハーモニーで語りを競う。

あめんぼ座は朝日放送創設のころの劇団員だった西垣瑩子さん=写真=が1973年、日本語の語りの美しさを伝えようと創設した日本初の群読による劇団。故毛利菊枝の「いい声を出そうと思うな。自分の声をあるがままに出すこと。生活が悪いと声は不潔になる」という教えを胸に舞台づくりを続けてきた。井伏鱒二「黒い雨」、菊池寛「恩讐の彼方に」、松本清張「顔」、樋口一葉「にごりえ」など、今年4月までに自主公演だけで81ステージになり、大阪府民劇場奨励賞なども受賞している。
メンバーは主婦、教師、自営業、団体職員など、毎週木曜夜に大阪・淀屋橋の教会に集まって稽古し、各地の朗読教室、カルチャーセンターの講師のほか、吃音者のためのテープ雑誌出演、子ども映画祭の弁士養成などのボランティア活動もしている。
「語り芸花舞台」は13時半開演、入場料3500円(前売り)。問い合わせは劇団事務所(TEL0743・52・6507)。
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